2020 8/2 杉並三庭園を巡る
お久しぶりです!しゅむです。
暑さを言い訳にして冷房の効いた部屋で過ごすことが多くなってしまっている今日この頃です。(ニンテンドースイッチを買ったのも相まって…)
暑すぎる毎日ですが、ずっと家に引きこもってばかりいては健康にも良くないので、あまり遠出しない範囲で涼を求めて散策がてらカメラを持ち出すことにしました。
今回は杉並三庭園と呼ばれる杉並区荻窪にある大田黒公園、角川庭園、(仮称)荻外荘公園に行ってきました。
①大田黒公園
JR中央線、丸ノ内線荻窪駅から徒歩7分ぐらいの場所にあります。周囲は閑静な住宅街です。(道がわかりにくいので初見では迷うかも)
大田黒元雄氏(181893~1979)は、日本の音楽評論家であり、NHKラジオ番組「話の泉」に出演して人気を博し、また、1964年に紫綬褒章、1967年に、勲三等瑞宝章を受章するなど活躍した人物です。
「大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年10月1日に開園しました。樹齢百年を超えるイチョウ並木や当時としては珍しい西洋風建築物があり、生前大田黒氏が愛用していたピアノ・蓄音機などが展示されています。また、イチョウやモミジが鮮やかに染まる11月下旬から12月初旬には、ライトアップが毎年開催されています。」
出典:杉並区公式ホームページ「三庭園めぐり」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/machi/kouen/1051965.html
画像検索すると紅葉のライトアップをしている写真をよく目にしたので、紅葉の季節にも来てみようと思います。
正門入ってすぐのイチョウ並木です。時間は昼すぎでかなり暑かったですが、イチョウ並木の周辺は涼しく感じられました。
公園の周辺はみどり豊かなので野鳥観察もできるみたいです。
訪れたときは青紅葉がいい感じ(語彙力)になっていました。水辺で涼を感じれたのは良かったがめちゃくちゃ蚊に刺された。対策をお忘れなく。
次いで公園内にある洋館を見学しました。
この洋館は昭和8年に建築され、当時としては珍しい西洋風の建築物です。無料で中に入れますが、「密」防止のため入場は一度に5人までに制限されていました。
内部にはスタインウェイのピアノや大田黒元雄氏の資料などが展示されています。冷房はありませんが涼しく感じられました。(ピアノを湿気から守るために雨の日とその翌日はこの洋館は閉鎖されるそうです)
しかし内部は撮影禁止でした…残念…
次に近隣の角川庭園に向かいました。
②角川庭園
「俳人で角川書店の創始者である角川源義氏の旧邸宅を杉並区が遺族から寄贈を受けて改修し、平成21年5月10日に区立公園として開園しました。建物は、昭和30年竣工の木造二階建瓦葺近代数寄屋造で、平成21年11月に国の登録有形文化財に、平成28年9月に区の景観重要建造物に登録されました。ここでは、角川源義氏の俳句、写真、所蔵品の展示や俳句・茶会・講座が催されています。」
出典:杉並区公式ホームページ 「三庭園めぐり」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/machi/kouen/1051965.html
角川庭園は大田黒公園から徒歩5~10分ぐらいで着きます。
大田黒公園や角川庭園の周辺は地区計画という制度よって最低敷地面積が制限されている(150㎡以上無いと建物を建築できない)のでゆとりある敷地面積を活かした豪華で立派な家が多く存在しています。
道中出くわしたどこかのCMにでも出てきそうなきれいな建物。ちなみにこの建物は最近まで会社の社員寮(今は空き家)だったそうです。こんな社員寮に住んでみたい…
そんなことを考えているうちに角川庭園に着きました。住宅街の中にポツンと存在する施設といった印象です。
入口を入って坂を抜けると建物が見えてきます。 この建物は杉並区の「景観重要建築物」の第1号に指定されています。
大田黒公園に比べると敷地は広くありません。
建物側から庭園側を撮影しました。近隣の宅地化の進展に伴い目隠しとしてかなり高い生け垣を植えたそうですが、角川庭園の建物ができた当時はこの庭から一面の水田が見割らせたそうです。今では想像もつきませんが…
庭園の隅のほうに水琴窟がありました。近くに置いてある柄杓で水を中央の石にかけると地下から音が反響する仕組みになっています。気持ちだけでも涼しくなれた(はず)
③(仮称)荻外荘公園
「荻外荘は、昭和戦前期に内閣総理大臣を務めた政治家近衞文麿の別邸です。近衞内閣時代における重要な政治会談(荻窪会談・荻外荘会談等)や組閣の舞台となった場所として、平成28年3月に建物を含めて敷地全体が国の史跡に指定されました。
現在、一般開放部分と建物を含む閉鎖部分に分かれており、イベント等には閉鎖部分も開放されます。開放部分からは、建物の全景を見ることができます。」
出典:杉並区公式ホームページ 「施設案内・(仮称)荻外荘公園」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/02/ogikubo/1054100.html
現在は令和6年の荻外荘公園の開設に向けて準備が進められている状況で、現在入ることができるのは芝生の広場からなる一般開放部分のみです。(そのため、現時点ではただの芝生の広場という印象が強く、その上、私が訪れたときは芝生の養生作業中でほとんど中に入れなかった…)
ここの近所に荻外荘をモチーフにしたデザインマンホールがあるそうです。私が行った時は見つけられなかったので今度リベンジします…
もうすぐ夏も終わり、涼しくなってくるので、もう少し撮影とブログ更新の頻度を上げたいと思います(震え)
それでは!
例の10万円を使ってみた
こんにちは。そしてお久しぶりです。しゅむです。
また久々の更新になってしまいました…
せっかくの4連休ですが、例のアレと、天気があまり良くない日が続いているのでステイホームが捗っております。 (よくない)
そんな中ですが、例の10万円が私の所にもやってきました!
この10万円で何を買うか色々と考えていたのですが
俺の答えはこれだ!ということでこうなりました(語彙力)
~経緯~
10万円が来る前から10万円で何を買うかについては、数パターン考えていました。
プラン①:5万円分フィルム購入、残金を現像代に充てる
プラン②:ボディorレンズ購入
プラン③:防湿庫購入
…等々
プラン①はやってみたかったのですが、保管場所や使用期限の面で今回は見送りました。
②と③で迷っていたのですが、これまでボディやレンズの保管で使っていたドライボックスがキャパオーバーに近づいていたこともあり、プラン③にすることにしました。
某ヨドバシカメラで現物を見たりして迷いましたが、最終的にトーリ・ハンのPH-205Wに決めました。
名前の通り容量は205リットル近くあります。(正確には203リットル)
今回トーリ・ハンのPH-205Wに決めた理由が2つあります。
1つ目が置き場所の問題です。
今住んでる部屋が6畳ワンルームとそこまで広くないので、容量の小さな防湿庫を買って後々キャパオーバーになって買い足すよりも、初めから大容量の防湿庫を買った方が結果的にスペースの有効活用につながると考えたからです。
2つ目はコスト面の問題です。
防湿庫の維持費(電気代等)は、容量に関係なくほぼ同額であることや、容量当たりの価格は大容量防湿庫のほうが安いと考えたからです。
~開封の儀~
ということで6月下旬に某ヨドバシカメラで購入しました。
1週間ほどでメーカーから直送されてきました。
思っていたより梱包サイズが大きくてびっくりしました(笑)
こんなに大きくて重いものを運んできていただいて配送業者の方には頭が上がりません(自分が配送業者ならキレてる)
割と廊下いっぱいの大きさなので、廊下に置いてあるものを片付けながらリビングスペースに運び込みます。
基本的に、段ボールに書かれているこの手順通りに開封すれば問題ありません。特に必要な工具類もありません。(カッターがあれば事足りる)
バンドを切って段ボールを開けると中はこうなっていました。
キャスターやら棚やら取説やらをいったん横にどかして段ボールを持ち上げます。
(意外と段ボールが大きいので気を付けないと天井に当たります(笑))
段ボールを取ると本体が出てきます。底部の段ボールを取って(1人だとちょっと重いかも)設置場所に設置します。
次に棚板を設置します。PH-205Wは棚板が3枚付属しているので、庫内は4段分のスペースがあります。
この金具を使って棚を固定します。(取説見ずに組み立ててたらこれの正しい使い方分からなくて四苦八苦した)
上から順に棚を設置していくと作業しやすいです。
とりあえず一番上のスペースをネガファイル置き場にし、下をレンズやらボディやらを置くことにしました。
ちなみに棚の高さはいつでも変えることができます。
コードをコンセントにつなぐと庫内の除湿が始まります。
しばらく放置してからカメラ類を入れました。
所有している機材全部をかなり余裕をもって入れてもまだまだ隙間が目立つ圧倒的な容量…
(防湿庫の空きスペースの分だけレンズが生えてくるとか聞いたことあるような無いような…)
~感想~
防湿庫を買って改めて良かったと思うこととして1つ目に、管理が楽になったということです。
これまでは湿度計とにらめっこしながら防湿剤を切らさないように注意する必要がありましたが、そんな手間からも解放されました。(無論防湿剤を買う手間からも)
気が付いたらレンズにカビが…というリスクとも無縁です。
また、これまで機材を出し入れする時、ドライボックス内で機材同士がいわば「密」な状態であり、出し入れの際に機材同士引っかかったりしたりしてストレスを感じたりもしましたが、そんなストレスからも解放されました。
2つ目に、機材を眺める楽しさが増えたということです。(語彙力)
これまでのドライボックスと異なり、お店のショーウインドウに近い形で機材を飾ることができるので心ゆくまでじっくりと機材を眺められます(変態)
今回買ったトーリ・ハンのPH-205Wは、庫内にLEDライトがあり、スイッチ一つで庫内を照らすことができます。(そしてこれがいい)
特に最近は撮影に行けていないので機材を眺めることで少しでも気を紛らわしています(笑)
防湿庫はリビングに置いてるのですが、動作音がうるさいと感じたことは一切なく、無音に近い状態です。
今回買ってみて、防湿庫は長期間使えて性能も陳腐化しない、いわば資産なので、迷ったら買うのもありだと感じました。
それでは!
HILLVALE HOLIDAY200はなかなかに面白いフィルムだった?
ご無沙汰しております。しゅむです。
かなり久々な更新になってしまいました。前回の記事は北海道撮影でしたね。
北海道撮影の後は引っ越しやらでバタバタしていて、そうしている間に最近流行のアレによる外出自粛によって写真を撮る機会も自ずと減り、ブログ更新が滞っていました...
久々の記事は、今年の2月にHILLVALE HOLIDAY200を使ってみた忘備録になります
このフィルム、後程ちょっと面白いことがわかります。
去年の夏ごろ、某所の某カメラ屋で見慣れないフィルムが陳列されていたので思わず一つ手に取ってみました
フィルムの外装はこんな感じです。
HILLVALE HOLIDAY200というだけあってもちろん感度は200です。36枚撮りです。
このフィルムの面白さが分かったのは帰宅後のことでした…
よく見なくても分かるパトローネの不自然な浮きとシワ。 もしやと思いちょっと探りを入れるとなんと…!
とてもよく見たことのある文字が出てきましたね(笑)つまりこのフィルムの中身はC200なのでしょうか?
こればっかりは現像に出してみないと分かりません
C-41処方なのですぐに仕上がります。
フィルムにもFUJI 200の文字が…
空パトローネにフィルムを詰め替えてる可能性は無きにしも非ずでしたが、これはほぼC200で確定でしょうか
作例
ほぼC200であろうこのフィルムで気ままに1本撮ってみました。
C200らしい、癖のない素直な発色です。余談ですが、私はC200の癖のない発色と使いやすさからネガフィルムの中で一番好きで、ストック数も一番多いです。
現像から上がってきた写真を見てもやはりこのフィルムの中身はC200に思えてなりません…
なかなかお目にかかることも無いこのフィルムですが、1本1000円ぐらいした記憶があるので、そこだけは注意です。
今後の例のアレの情勢次第ですが、撮影に行きたくてうずうずしているので今度は撮影記録で更新できたらなと思います。それでは!
2020 2/23~2/29北海道撮影 7日目
こんばんは。しゅむです。北海道の記事も今回で最後です。長い間お付き合いいただきありがとうございました
今回の記事は2月29日(7日目)最終日です。前回の記事は↓です。時間があるときに読んでいただけると嬉しいです。
夜通し運転して、仮眠を挟んだ後、三笠市のクロフォード公園というところに着きました。ここは古い列車や貨物車が保存されている公園です。
かなり早朝だったのと、除雪されていなかったのであまり見ることができませんでした…
その後は近くのセコマの開店を待って朝食を食べて、列車の撮影をすべく苗穂駅に向かいました。当初は別の場所で撮影するつもりでしたが、そこが冬場は撮影に適さない場所だったので変更しました。
札幌市内でも路面凍結しており、信号で止まるときに滑ってる車をちらほら見かけました。
苗穂駅は以前自転車で来た時に比べて再開発が進んでおり、駅舎もきれいになっていました。
列車撮影のスポットとしても有名らしく、同行者以外にも3人ほどの同業者がいました。
ミスして端を切ってしまいました… 北斗はキハ183の時にしか乗ったことがないのでそろそろ乗ってみたいです
苗穂駅の辺りは複々線なので、絶えず様々な列車がやってきて楽しかったです。見たことはあっても乗ったことのない車両ばかりだったので、今度は鉄道メインで北海道を巡ってみたいと思いました(n回目)
この後はフライトの時間も迫っていたので高速で新千歳空港に向かいました。空港は最近流行のアレのせいでかなり空いており、保安検査も全然待ちませんでした。
今回北海道撮影して、自分一人だけではできないような撮影日程で多くの場所で撮影することができてとてもいい経験になりました。同行者の方々にはこの場を借りて感謝申し上げます。
北海道撮影の記事はこれにて終了です。次回からまた別の記事を書いていこうと思います。
それでは!
2020 2/23~2/29北海道撮影 6日目
こんばんは。しゅむです。撮影に出かけたいのは山々ですが、状況が状況なので家でブログ更新に専念します…涙
今回は2月28日(6日目)伊藤サンクチュアリでタンチョウ撮影と、臨時貨物列車の撮影をした日の記事になります。
前回の記事は↓です。お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。
スパカツとお布団で超回復した我々は、昨日条件が良くなく、あまり撮影しなかったタンチョウの撮影に向かいました。
向かうのは、昨日と同じ「鶴見台」と「伊藤サンクチュアリ」です。両者は車だと近い距離にあります。伊藤サンクチュアリのほうが背景がきれいなため、伊藤サンクチュアリで撮った写真が多くなってます
伊藤サンクチュアリは、一時期数を減らし、絶滅の危機に瀕していたタンチョウを保護するための施設で、地元の伊藤良考氏が土地を提供し、タンチョウへの給餌を行っていたのがきっかけです。
冬場には多くのタンチョウを観察することができます。
この時期のタンチョウはパートナーを求めて求愛のダンスを踊ります。ダンスが長ければ長いほど求愛が成功しているそうです。この求愛のダンスは以前から撮影したいと思っていたので、撮れて良かったです。
タンチョウのポートレートも撮影。その姿はとてもカッコいいです。
撮影している最中にもタンチョウが飛来してきます。地上にいるときはそこまで大きいとは感じませんでしたが、翼を広げると大きいです。そしてやはりカッコいい…(n回目)
ちょうどよく並んでくれました(笑)撮影する前はタンチョウは個々で行動するものだと思っていたのですが、群れで移動している姿を何回も見ました。
天気が変わり、一瞬ですが雪が降りました。車から持ってきたフィルムを撮り切っていたのでデジタルに切り替えています。(SDの容量足りなくなってセコマで買い足した)
ピントがタンチョウに合ったり、雪に合ったりと迷ってしまうのは致し方ないですね…
伊藤サンクチュアリでの撮影を終えた後は、石北本線を走る臨時貨物列車の撮影をすることになりました。
伊藤サンクチュアリから貨物列車の始発駅である北見駅に向かいました。時間が押していたので夕食はセコマで買い車内で移動しながら食べました
今回撮影する貨物列車です。ちなみに機関車は「DF200-1」という機関車で何気にトップナンバー車です。
貨物列車が出発したのを見送ってから我々も出発します。次は遠軽駅に向かいます。
遠軽駅です。貨物列車はこの駅で進行方向が変わります。北見よりも幾分寒くて痛かったです…
貨物列車が出発するところも撮影したのですが、失敗してしまいました…泣
次は丸瀬布駅に向かいました。
通過する貨物列車を撮影しました。構図をミスしてしまったので、技量が足りないことを認識させられました
この後も何か所かで撮影を試みたのですが、臨時貨物列車と遭遇できずに臨時貨物列車の終点である旭川に着きました。
次の日の昼の飛行機に乗る予定だったので、札幌方面に走りました。路面はかなり凍結していて、信号で止まるときも滑ったり、濃霧で視界が無くなり、路肩の光るポールを目印に走ったりと、免許を取得してから一番怖いドライブでした
ちなみに、途中寄った滝川の道の駅で車の温度計が過去最低の温度になっていました
いよいよ次回で最終回。記事の執筆にかなり時間をかけてしまった…
2020 2/23~2/29北海道撮影 5日目その②
こんばんは。しゅむです。今回は前回の続き、2月27日(5日目)、シマフクロウを撮影してからの続きの記事になります。前回の記事は↓です。お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。
シマフクロウの撮影を終えた後、寝ずに羅臼港に着きました。今年は暖冬でしたが、2月の道東は痛いほど寒かったです。
前回は寒さで撮影に集中できなかったので、今回は、両手足にカイロを1つずつ使い、万全の寒さ対策を取りました。(そのおかげで今回は全然寒さにはやられなかった)
徹夜でシマフクロウを撮影していたのでとてもとても眠かったです。流氷クルーズ船に乗船して30秒で寝落ちするぐらいには寝不足でした…
同行者に起こされ撮影開始です。今回はフィルムカメラメインで猛禽類を中心に撮影することにしました。
羅臼市街をバックに1枚
EOS-1N HSに撮りかけのC200が入ったままだったので、フィルムが使える条件になるまでの間は7D2でオオワシのポートレートを撮影してました(笑)
ようやくフィルムが使える条件になったのでフィルムに切り替えます。猛禽類の動きが少ないと感じた前回と異なり、今回は多くワシたちのバトルのシーンを見ることができました。
ワシたちは流氷クルーズ船から投げ入れられる餌を手に入れるために他のワシたちとバトルをします。この光景が流氷クルーズ船に乗船する魅力でもあります。バトルの多さは日によって異なります。嵐や悪天候の前は特に多いそうです。
個人的に気に入っているカットです。これはのちにカラー暗室で手焼きプリントして部屋に飾っています。プリントするまでが写真だと思っているのですが、最近おろそかになりつつあってよくない…
今回の流氷クルーズは前回と異なり、猛禽類の動きを多く見ることができました。また、万全の寒さ対策のおかげで、寒さで撮影に集中できなくなるといったことはありませんでした。
クルーズ船から下船した後は、2時間ほど仮眠を取り、道の駅で朝食を食べました。
朝からいくら丼…!体に身に染みるぐらいおいしかったです。
シマフクロウを撮影する前に寄り道した展望台を再訪しました。港のそばまで流氷が押し寄せているのがわかります。夜とはまた違った景色を見れて良かったです。
その後は、鶴居村に移動しました。字の通り、冬場にタンチョウの飛来が多く、村のシンボルになっています。また、鶴の有名撮影地も多く存在します。
まず最初に、「鶴見台」と「伊藤サンクチュアリ」で人生初のタンチョウと対面しました。
撮影するには条件が良くなかったので近くの釧路湿原に行き、野鳥、動物撮影をしました。
近くを走る釧網本線の列車も撮影しました。次北海道来るときは鉄道メインで回ってみるのも楽しそう…
夕景も釧路湿原で撮影しました。正直ここまで毎日天気が良いとは思っておらず、持参したリバーサルをここで使い切ってしまいました… 嬉しい悲鳴です(笑)
この後は釧路市内に向かいスパカツを食べてホテルで1泊しました。冷えて疲れ切った体にスパカツとお布団の力は絶大ですぐに寝落ちてしまいました
2020 2/23~2/29北海道撮影 5日目その①
こんばんは。しゅむです。最近引っ越しやらでなかなかブログを書く時間が取れておらず、まだ北海道の記事を書ききれていないという…
最後まで書ききる予定なので、ゆるくお付き合いください
今回の記事は2月27日、(5日目)夜通しでシマフクロウを撮影した日の記事になります。シマフクロウ撮影後、寝ずに流氷クルーズ船に乗船しているのですが、記事が長くなるため分割します。
前回の記事は↓です。お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。
羅臼の展望台で夜景撮影を終えた我々はセコマで夕食を買い込み撮影(耐久)場所へと向かいました。
シマフクロウは日本最大のフクロウで、北海道にのみ生息しています。翼を広げるとかなりの大きさになります。
撮影方法はいたってシンプルです。餌場があり、夜中にシマフクロウが餌を求めて飛来してきます。そして餌場にやって来たシマフクロウを撮影するものです。
予め三脚にカメラをセットしてピントを合わせてシマフクロウが飛来するのを待つだけです。
文章にまとめてしまうととても簡単そうに感じますが、この撮影が今回の北海道撮影の中で一番しんどかったです
しんどいポイントその① 「シマフクロウがいつ飛来してくるかわからない」
当然シマフクロウは野生動物ですからいつ飛来してくるか全く分かりません。一応、飛来しやすい時間というものがあるそうなのですが、確実ではありません。(私が行った時も飛来しやすい時間には来なかった)飛来してくるまでひたすら待つのみです。今回はクルーズ船の乗船時刻に間に合うまでの7時間粘りました…
当然のことながらいつ飛来するか分からないので、寝れません。我々は3人いたので誰かが寝落ちてもシャッターチャンスを逃すということはありませんでした。複数人で行動するメリットを感じました。
しんどいポイントその② 「寒い」
これのせいで本当に体力を持っていかれます。2月下旬の道東ですから当然寒いです。(-14℃ぐらい)撮影場所は屋根と壁があり、ストーブもあるにはあるのですが、隙間から風が入ってきますし、何より床からの冷気が体温を奪っていきます。床に直接座ると冷えるのが目に見えてわかっていたので、私は直接床には座らず、備え付けの椅子(といっても風呂場にあるようなプラスチックの固い椅子)に座っていましたが、これもこれで腰が痛くなり大変でした…
というわけで寒さに耐えながらひたすら待ちます。同じ場所で撮影していたのは自分と同行者2名のほかに外国人カメラマン1名の計4名でした。
最初のほうは他愛もない話をしたりしながらシマフクロウが飛来するのを気長に待っていたのですが、だんだんと眠気に襲われていきました…
(自分も気が付かない間に寝落ちていたらしく、気が付いたら時刻が30分進んでいました…)
そんな感じで何の動きもなく、気が付いたら午前0時、1時、2時と時間だけが淡々と過ぎていきました…
我々の隣で撮影していた外国人カメラマンが寝落ちて椅子から落ちた時にはかなりびっくりしました(笑)
もう今回はシマフクロウは見れないのかとの諦めムードが漂います… 同行者はPCで撮影データの整理をしていました(笑)
そんな午前三時、ついに動きが…!
木の上に飛来していたシマフクロウが餌場に降りてきました。長かった… 待った甲斐がありました…
人生で初めてのシマフクロウとの対面です。
そして、なんともう1羽のシマフクロウが餌場に降りてきました。これは本当に珍しいことだそうです。
大きな羽を広げて舞い降りる姿はとてもかっこよかったです。
シマフクロウの目からパワーを感じる…
1羽のシマフクロウが餌場の餌を捕獲しています
そして別のもう1羽と餌を分け合っています。肝心なところは背中で隠れて見えませんでした… 残念…
シマフクロウが餌場に降りてきてから、2羽が並ぶシーンを回収できていなかったのですが、無事に回収することができました。
大きな羽を広げるシマフクロウもカッコいいのですが、2羽並んでいるシマフクロウの姿もいいですね
そして、程なく2羽は餌場から森へ飛び去って行きました。最初にシマフクロウが餌場に現れてから30分も経っていない短い間の出来事でした。
シマフクロウの撮影は初めてでしたが、めったに見られない貴重なシーンを見ることができました。
また、7D2だと夜間の撮影に弱いことを改めて認識したので、サブでノイズを気にせずにiso感度をガンガン上げれるカメラが欲しくなりました…
シマフクロウを撮影した後は、そのまま寝ずに午前5時集合の流氷クルーズに乗船すべく、羅臼港に向かいました。
長くなるのでここで記事を分割します。