2020 8/2 杉並三庭園を巡る
お久しぶりです!しゅむです。
暑さを言い訳にして冷房の効いた部屋で過ごすことが多くなってしまっている今日この頃です。(ニンテンドースイッチを買ったのも相まって…)
暑すぎる毎日ですが、ずっと家に引きこもってばかりいては健康にも良くないので、あまり遠出しない範囲で涼を求めて散策がてらカメラを持ち出すことにしました。
今回は杉並三庭園と呼ばれる杉並区荻窪にある大田黒公園、角川庭園、(仮称)荻外荘公園に行ってきました。
①大田黒公園
JR中央線、丸ノ内線荻窪駅から徒歩7分ぐらいの場所にあります。周囲は閑静な住宅街です。(道がわかりにくいので初見では迷うかも)
大田黒元雄氏(181893~1979)は、日本の音楽評論家であり、NHKラジオ番組「話の泉」に出演して人気を博し、また、1964年に紫綬褒章、1967年に、勲三等瑞宝章を受章するなど活躍した人物です。
「大田黒元雄氏の屋敷跡を杉並区が日本庭園として整備し、昭和56年10月1日に開園しました。樹齢百年を超えるイチョウ並木や当時としては珍しい西洋風建築物があり、生前大田黒氏が愛用していたピアノ・蓄音機などが展示されています。また、イチョウやモミジが鮮やかに染まる11月下旬から12月初旬には、ライトアップが毎年開催されています。」
出典:杉並区公式ホームページ「三庭園めぐり」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/machi/kouen/1051965.html
画像検索すると紅葉のライトアップをしている写真をよく目にしたので、紅葉の季節にも来てみようと思います。
正門入ってすぐのイチョウ並木です。時間は昼すぎでかなり暑かったですが、イチョウ並木の周辺は涼しく感じられました。
公園の周辺はみどり豊かなので野鳥観察もできるみたいです。
訪れたときは青紅葉がいい感じ(語彙力)になっていました。水辺で涼を感じれたのは良かったがめちゃくちゃ蚊に刺された。対策をお忘れなく。
次いで公園内にある洋館を見学しました。
この洋館は昭和8年に建築され、当時としては珍しい西洋風の建築物です。無料で中に入れますが、「密」防止のため入場は一度に5人までに制限されていました。
内部にはスタインウェイのピアノや大田黒元雄氏の資料などが展示されています。冷房はありませんが涼しく感じられました。(ピアノを湿気から守るために雨の日とその翌日はこの洋館は閉鎖されるそうです)
しかし内部は撮影禁止でした…残念…
次に近隣の角川庭園に向かいました。
②角川庭園
「俳人で角川書店の創始者である角川源義氏の旧邸宅を杉並区が遺族から寄贈を受けて改修し、平成21年5月10日に区立公園として開園しました。建物は、昭和30年竣工の木造二階建瓦葺近代数寄屋造で、平成21年11月に国の登録有形文化財に、平成28年9月に区の景観重要建造物に登録されました。ここでは、角川源義氏の俳句、写真、所蔵品の展示や俳句・茶会・講座が催されています。」
出典:杉並区公式ホームページ 「三庭園めぐり」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/guide/machi/kouen/1051965.html
角川庭園は大田黒公園から徒歩5~10分ぐらいで着きます。
大田黒公園や角川庭園の周辺は地区計画という制度よって最低敷地面積が制限されている(150㎡以上無いと建物を建築できない)のでゆとりある敷地面積を活かした豪華で立派な家が多く存在しています。
道中出くわしたどこかのCMにでも出てきそうなきれいな建物。ちなみにこの建物は最近まで会社の社員寮(今は空き家)だったそうです。こんな社員寮に住んでみたい…
そんなことを考えているうちに角川庭園に着きました。住宅街の中にポツンと存在する施設といった印象です。
入口を入って坂を抜けると建物が見えてきます。 この建物は杉並区の「景観重要建築物」の第1号に指定されています。
大田黒公園に比べると敷地は広くありません。
建物側から庭園側を撮影しました。近隣の宅地化の進展に伴い目隠しとしてかなり高い生け垣を植えたそうですが、角川庭園の建物ができた当時はこの庭から一面の水田が見割らせたそうです。今では想像もつきませんが…
庭園の隅のほうに水琴窟がありました。近くに置いてある柄杓で水を中央の石にかけると地下から音が反響する仕組みになっています。気持ちだけでも涼しくなれた(はず)
③(仮称)荻外荘公園
「荻外荘は、昭和戦前期に内閣総理大臣を務めた政治家近衞文麿の別邸です。近衞内閣時代における重要な政治会談(荻窪会談・荻外荘会談等)や組閣の舞台となった場所として、平成28年3月に建物を含めて敷地全体が国の史跡に指定されました。
現在、一般開放部分と建物を含む閉鎖部分に分かれており、イベント等には閉鎖部分も開放されます。開放部分からは、建物の全景を見ることができます。」
出典:杉並区公式ホームページ 「施設案内・(仮称)荻外荘公園」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/kouen/02/ogikubo/1054100.html
現在は令和6年の荻外荘公園の開設に向けて準備が進められている状況で、現在入ることができるのは芝生の広場からなる一般開放部分のみです。(そのため、現時点ではただの芝生の広場という印象が強く、その上、私が訪れたときは芝生の養生作業中でほとんど中に入れなかった…)
ここの近所に荻外荘をモチーフにしたデザインマンホールがあるそうです。私が行った時は見つけられなかったので今度リベンジします…
もうすぐ夏も終わり、涼しくなってくるので、もう少し撮影とブログ更新の頻度を上げたいと思います(震え)
それでは!