2020 2/23~2/29北海道撮影 5日目その①
こんばんは。しゅむです。最近引っ越しやらでなかなかブログを書く時間が取れておらず、まだ北海道の記事を書ききれていないという…
最後まで書ききる予定なので、ゆるくお付き合いください
今回の記事は2月27日、(5日目)夜通しでシマフクロウを撮影した日の記事になります。シマフクロウ撮影後、寝ずに流氷クルーズ船に乗船しているのですが、記事が長くなるため分割します。
前回の記事は↓です。お時間あるときに読んでいただけると嬉しいです。
羅臼の展望台で夜景撮影を終えた我々はセコマで夕食を買い込み撮影(耐久)場所へと向かいました。
シマフクロウは日本最大のフクロウで、北海道にのみ生息しています。翼を広げるとかなりの大きさになります。
撮影方法はいたってシンプルです。餌場があり、夜中にシマフクロウが餌を求めて飛来してきます。そして餌場にやって来たシマフクロウを撮影するものです。
予め三脚にカメラをセットしてピントを合わせてシマフクロウが飛来するのを待つだけです。
文章にまとめてしまうととても簡単そうに感じますが、この撮影が今回の北海道撮影の中で一番しんどかったです
しんどいポイントその① 「シマフクロウがいつ飛来してくるかわからない」
当然シマフクロウは野生動物ですからいつ飛来してくるか全く分かりません。一応、飛来しやすい時間というものがあるそうなのですが、確実ではありません。(私が行った時も飛来しやすい時間には来なかった)飛来してくるまでひたすら待つのみです。今回はクルーズ船の乗船時刻に間に合うまでの7時間粘りました…
当然のことながらいつ飛来するか分からないので、寝れません。我々は3人いたので誰かが寝落ちてもシャッターチャンスを逃すということはありませんでした。複数人で行動するメリットを感じました。
しんどいポイントその② 「寒い」
これのせいで本当に体力を持っていかれます。2月下旬の道東ですから当然寒いです。(-14℃ぐらい)撮影場所は屋根と壁があり、ストーブもあるにはあるのですが、隙間から風が入ってきますし、何より床からの冷気が体温を奪っていきます。床に直接座ると冷えるのが目に見えてわかっていたので、私は直接床には座らず、備え付けの椅子(といっても風呂場にあるようなプラスチックの固い椅子)に座っていましたが、これもこれで腰が痛くなり大変でした…
というわけで寒さに耐えながらひたすら待ちます。同じ場所で撮影していたのは自分と同行者2名のほかに外国人カメラマン1名の計4名でした。
最初のほうは他愛もない話をしたりしながらシマフクロウが飛来するのを気長に待っていたのですが、だんだんと眠気に襲われていきました…
(自分も気が付かない間に寝落ちていたらしく、気が付いたら時刻が30分進んでいました…)
そんな感じで何の動きもなく、気が付いたら午前0時、1時、2時と時間だけが淡々と過ぎていきました…
我々の隣で撮影していた外国人カメラマンが寝落ちて椅子から落ちた時にはかなりびっくりしました(笑)
もう今回はシマフクロウは見れないのかとの諦めムードが漂います… 同行者はPCで撮影データの整理をしていました(笑)
そんな午前三時、ついに動きが…!
木の上に飛来していたシマフクロウが餌場に降りてきました。長かった… 待った甲斐がありました…
人生で初めてのシマフクロウとの対面です。
そして、なんともう1羽のシマフクロウが餌場に降りてきました。これは本当に珍しいことだそうです。
大きな羽を広げて舞い降りる姿はとてもかっこよかったです。
シマフクロウの目からパワーを感じる…
1羽のシマフクロウが餌場の餌を捕獲しています
そして別のもう1羽と餌を分け合っています。肝心なところは背中で隠れて見えませんでした… 残念…
シマフクロウが餌場に降りてきてから、2羽が並ぶシーンを回収できていなかったのですが、無事に回収することができました。
大きな羽を広げるシマフクロウもカッコいいのですが、2羽並んでいるシマフクロウの姿もいいですね
そして、程なく2羽は餌場から森へ飛び去って行きました。最初にシマフクロウが餌場に現れてから30分も経っていない短い間の出来事でした。
シマフクロウの撮影は初めてでしたが、めったに見られない貴重なシーンを見ることができました。
また、7D2だと夜間の撮影に弱いことを改めて認識したので、サブでノイズを気にせずにiso感度をガンガン上げれるカメラが欲しくなりました…
シマフクロウを撮影した後は、そのまま寝ずに午前5時集合の流氷クルーズに乗船すべく、羅臼港に向かいました。
長くなるのでここで記事を分割します。